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2020/10/18 大阪 11/3 京都
大阪・京都 言語造形公演 「やさしい世界の終はり方」
この詩を口に出すことは、そのことばだけでなりたつてゐる、たいせつな何かを壊してしまひさうで、相当、ためらはれたのだけれど、しかし、それでも、わたしは、みづからにへばりついてゐる、余計でよこしまなものをできうる限り脱ぎ捨てて、人といふものの美を信じてゐるこの作品の、精神の風とひとつになりたいと切に希ふ。舞台の上で響かせてみたい。
挑戦をしたい。そのやうな挑戦をしなければ、自分などといふ存在は、どんどん腐つて行くやうに思はれて仕方がない。

小西収さんにクラリネット演奏でご一緒していただきます。
言語造形といふ芸術がもつ、
最もたいせつな感覚「言語感覚」を共有できる
畏友であると勝手にわたしが思ひ込んでゐる(^_^;)、
小西さんのこのたびの公演に向けての想ひをご紹介いたします。

●小西収(こにししゅう)プロフィール
1965年 箕面市に生まれ育つ。帝塚山高校数学科非常勤講師。高校時代から独学で指揮を学ぶ。
女満別指揮法セミナー(夏期合宿)に2001~03年の3回にわたり参加し、小林研一郎、高石治、松尾葉子、松岡究、三河正典の各氏に師事。2009年までに、大阪市立大学交響楽団、ときの交響吹奏楽団、帝塚山学園吹奏楽部、アンサンブルフロイントの指揮者を歴任、2007年には橿原交響楽団に客演。現在は、私設楽団「トリカードムジーカ(音楽の編み物)」主宰、箕面高校OB吹奏楽団指揮者兼クラリネット奏者。敬愛する往年の名指揮者ブルーノ・ワルターのモットー「微笑みを忘れず」を胸に活動を続ける。
稀有なる芸術体験となった、
前回の「山月記」での共演から約2年、
諏訪耕志さんから、再びお話(ご依頼)を頂き、
たいへん嬉しく思います。
今回の公演では、作者も形態も異なる、
韻文あり散文ありの
7つの短編の文学が採り上げられています。
多様多彩、でありながら、何かテーマがきっとあって、
いったいどのような発想・経緯で
これらの演目を集められたのかと驚きます。
再現芸術家とは演目の表現者であると同時に
(それに先んじてまず)
演目の選者・編集者でもあることに
改めて意識が向いた次第です。
今回の台本を頂き、テクストを無心に読むうちに、
「作者も形態も異なる」「多様多彩」な音楽が
次々と脳内に鳴動してきました。
さだまさし『夢供養』の中のいくつかの佳曲の調べや、
マーラー第3交響曲の長いポストホルン独奏部分など、
私の中に根付きながらも
これまで相互に関連性を持って捉えたことなど
一度もなかった様々な曲が一堂に会する
という意外性だけでも私にとっては豊かな愉悦です。
これらの音楽が諏訪耕志言語造形と
うまくよく響き合うことを信じ願いつつ、
クラリネット独奏の作譜や稽古に務め励もうと思います。
・地下鉄四つ橋線「玉出」駅3番出口より、東へ徒歩約15分
・阪堺上町線「姫松」駅より、西南へ徒歩約4分
京都市営地下鉄「北山」駅4番出口から徒歩3分
■ 参加費:
ご予約 2500円 当日 3000円
※ 京都公演のみ、終演後にカフェでの1オーダーをお願い致します。
■ お申し込み:
■ お振り込み:
// ゆうちょ銀行から//
記号10260 番号28889041 スワ チハル
// 他銀行から//
店名 〇ニ八(ゼロニハチ) 普通 2888904
※ 会場では、特にウイルス対策はいたしません。
マスクを着用につきましても、
おひとりおひとりの判断にお任せいたします。
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